雪谷行政書士事務所
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壬生義士伝

浅田次郎さんの「壬生義士伝」を読みました。友人から進められて、「ブックオフ」に行ったものの本が無く、書店で新刊を求めてようやく読めました。その前にブックオフに行ったとき壬生義士伝が無くやむを得ず「天国への100マイル」を読んでの感想はこの欄で先日書きました。
 今回は本命の壬生義士伝です。読んでの感想は先ず長いということです。文庫本上下各400ページ以上です。奥付けを読んで納得しました。週刊文春に連載されていたのですね!週刊誌に連載されていたものとしては、かつて「麻雀放浪記」を読んだことがあり、同じくらいのページ数だと思いました。「麻雀放浪記」はある程度年配の方は知っているかもしれませんが、40代より若い方はおそらくご存じないのではないかと思います。阿佐田哲也(朝だ‼徹夜だ!)氏が週刊大衆に連載で書かれたものを単行本にしたもので、傑作麻雀小説というより、傑作娯楽小説ではないか?
 それはさておき、壬生義史伝は吉村貫一郎という岩手南部藩の足軽とその家族及び友人の物語だ。新選組に入った吉村氏の生きざまと、その取り巻きの物語だ。日本人の美しい、生きざま、が浅田次郎氏の精密な取材で書かれている。涙なしでは読めない作品だと思う。
 ただ私のようなある程度年齢を重ねてきた人間にとっては「天国への100マイル」の方がより泣けたように思う。江戸末期より現代の、なおかつ会社をつぶしてしまい、女房と離婚し、と続く物語はより自分の生きざまに似ているところが多くあり、感情移入なしでは読めない。これは浅田次郎氏の「角筈にて」と同じで、サラリーマン経験者としては他人事と思えないところがある。
 天国への100マイルと角筈にてをまだお読みでない中年のサラリーマン諸氏にはぜひ一読をお勧めします。

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